森であそぼ

Playing in nature, playing with culture

二人目ちゃん

 

今日は、お腹にいる二人目ちゃんの超音波検査に行ってきました。場所はハービーが生まれる時にもお世話になった隣町の病院。電車2本の乗り継ぎだと1時間弱で行けるのですが、片方の電車が不通だったので、代わりにバスの利用となり、片道2時間もかかってしまいました。

 

日本に比べると何でもゆっくりのノルウェーですが、妊娠中の検診もまたのんびりマイペースです。場所にもよりますが、私の町の保健所では、妊娠3ヶ月くらいまでは「何もできることはないから」といって、特に何もしてもらえません。ハービーの時は、母子手帳のようなもの(といっても、紙切れ一枚の健康カード)をもらって検診を始めたのは10週目の時でしたが、今回は2回目ということもあってか、初回の予約がなんと14週目。その時してもらうことも、体重を測ったり、血液検査をしたりの母体の健康診断だけで、赤ちゃんに関しての情報はゼロです。しかも、体重を測るのも服のまま、というアバウトさ。冬から春、夏にかけての妊娠だと、全然体重が増えません(笑)。

 

超音波検査も、18週目に一回してもらえるだけの特別なもの。38歳以上のお産になると少し早めの12週目にもしてもらえるのですが、普通はあとにも先にもこれっきりです。というわけで、今日は赤ちゃんに会えるはじめての、ドキドキの日。担当の先生が厳しそうな感じだったので、少し緊張しましたが、とても詳しく映像の説明をして下さり、最後には、「健康で元気な赤ちゃんですよ」とにっこり笑って下さったので、帰りはリラックスできました。超音波の写真も5枚も下さり、実は優しい先生だったんだ。。。と思っていたら、しっかり写真代は取られました(笑)。

 

希望すれば性別も教えてもらえるので、聞いてみたら、男の子でした♪ ハービーには弟ができることになります。「あかちゃんがうまれたら、おもちゃ かして あげようねー」と言っていたハービーに、ちょうどよかったね、弟だよ、と言ったら、ずいぶん神妙な面持ちで聞いていました。何を言っているのかよく分からないよ、という顔でした(^^)。

 

この超音波を受けるまでは、何がどうなっているのかよく分からないので、なんとなく他の人にも言いにくい感じだったのですが、いろんなことが少しはっきりしたせいか、早速帰りに出会ったご近所さんにもお話してしまいました。話すと皆さんとても協力的に、優しくしてくださるので、気分的にも助かります。

 

写真は、パパが日本から持って帰ってきて植えたミヤマホタルカズラ。寒さに強く、暑さに弱いと書いてあったのですが、ひそかに心配だったノルウェーの厳しい冬を乗り越え、可憐な花を咲かせました。常緑樹なので、ほとんどの植物が枯れる秋冬の間もずーっと緑の葉をつけていた、小さいながらも強い生命力の持ち主です。名前が日本的だったので日本固有の花かと思ったら、ヨーロッパ南西部が原産でしたが、控えめに庭に咲いている姿はやっぱりなんとなく日本的。力強く、凛と生きるこの花のように、ハービーも、弟くんも、元気に育ってほしいと思います。

 

 

 

 


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お医者さん

 

先週で講習会も終わり、やっと開放されたと思ったとたん、気が緩んだのか体調をくずしてしまいました。耳の後ろから首すじにかけてのリンパ腺が腫れて痛くなり、そのうちに頭の方にも痛いのが上がってきて、頭を枕に当てるのもつらいくらい。寝るにも寝られず、お医者さんに診てもらうことにしました。

 

こちらでは、病気になったらまず、かかりつけのホームドクターに診てもらい、それから必要であれば専門の病院なり大病院なりに送られます。風邪くらいだと、薬もだしてもらえず、「家に帰って寝るのが一番」と言われることがほとんど。今回は「耳から菌が入って炎症を起こしたのでしょう。抗生物質を出しておきますね」と言われたのですが、血液検査の結果を見て気が変わったお医者さん、「炎症の値がすごく高いから、病院でくわしい検査をしてもらった方がいいでしょう」と大病院へ回されることになりました。

 

かかりつけのお医者さんのきめ細やかな配慮にだまされて、その場で大病院行きを承諾してしまった私。大病院でどんな扱いを受けるか(聞いていたのに)すっかり忘れてしまっていました。「今から病院に行くことになったから、ハービーのお迎え、よろしくね」と電話をしたら、「えーっ、今晩戻ってこられるの?」とパパ。この一言で思い出しましたが、時すでに遅く、もう病院へ向かっていました。

 

案の定、病院ではまず1時間半待ち。待ったあげくにしてもらったことは、採血だけ。その後さらに30分待った後、ようやく先生に診てもらえましたが、何も分からず、「血液検査の結果を見ないことには何ともいえないので、待っててくれ」と、さらに待つこと1時間半。夜の8時半になったので、「小さい子を家に置いてきたし、明日は仕事があるので帰りたいのですが」と言いに行ったら、「結果まだだから待ってて」と素っ気ない返事。「こんなに時間がかかると分かっていたなら、なぜ来た時すぐ採血して下さらなかったんですか」と聞いたら、「どうしてそんなにせっかちなのかね、君は」と言われ、しぶしぶと言った感じでやっと帰らせてもらえました。

 

何も言わなかったら一体いつまで待たされたか。。。結局その日処方してもらったのは、かかりつけのお医者さんが出そうとしていたのと同じ抗生物質。これだったら、病院にはいかずに家でゆっくり寝ていた方がどれだけよかったか、という結末でした。

 

****

 

その日は結局、帰宅が10時半になり、私の顔を見ずに就寝したハービー。翌日起きて一番に、「ぼく、おかあさんのこと しんぱいしてたんだよ」と言ったので驚きました。そして、「びょうき なんだったら ぼくが おいしゃさんに なってあげるよ」と頼もしい一言。待たされることばかりのこの国の医療事情の中、知り合いにお医者さんがいるとすごく助かるわ~、と思いながら、「うれしいなー。おかあさん、楽しみにしてるね」と言うと、満足そうに頷き、やおら救急箱を取り出してきて、中から体温計を出し、「きょうの きぶんは どう?」と腕の中に入れてくれました。

 

「おいしゃさんになる」って、そういう意味だったのか(^^)。でも、本当のお医者さんじゃないけど、その優しい気持ちのほうがよっぽど効きそう。やっぱりお医者さんには親切でいてほしいと思った出来事でした。

 

 

 

 


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思いやり

 

相変わらず時間に追われる毎日ですが、日頃から何かと親切なハービーの保育園の先生が、事情を知って週に何回か送り迎えを引き受けて下さったり、タクシーの運転手さんがサービスでちょっと長く走って下さったりなど、思わぬところから救いの手が差し伸べられ、息切れすることなくやっています(^^)。いろんな方の助けがあって成り立っている生活、自分ひとりでやっていけているわけではないと痛感するこのごろです。

 

そんな中、意外な思いやりを見せてくれたのがハービー。いつもより長く園にいなくてはならなかったり、帰っても遊んでくれるパパがいなかったり、お腹が空いているのに食事の用意ができていなかったりと、普段に比べて強いられる我慢も多く、先週はちょっと疲れ気味だったハービー。今朝も出かける直前までずっと私のひざの上に座っていて、寂しい思いをさせてしまっているかな、という感じを受けました。園で長くがんばっている分、家では多少甘えん坊になっても仕方ないかと思い、今日は夕食後の後片付けには目をつぶってハービーのやりたい遊びにお付き合い。「おかあさん、いそがしいのは あともう少しだから、それまでごめんね」と説明もしてみました。

 

その後、いつものようにお風呂に入り、タオルを体に巻きながら歯を磨いていたハービーが、突然タオルをはずし、まだぬれている私の腕を見ながら、「ぼくが おかあさんの うでを ふいてあげるよ」とタオルでシュッシュッと拭き始めました。片方が終わるともう片方も、両方終わると首も拭いて、「もう ぬれているところは ない?」と私のセリフの真似までして、まだ拭き足りなかったのか、ぬれていない髪までごしごしやってくれました(笑)。

 

今までは、いろんなことが出来るようになってきたのがうれしくて、「ぼく、こんなこともできるよ」と披露する形が多かったハービー。人の世話をすることなんて念頭になかったように見えましたが、いつの間にかこんな風に「ぼくがやってあげるね」と言えるようになってきたんだな、と、ほんの少しの成長がとてもうれしく感じられた一日の終わりでした。

 

園では友達とおもちゃの取り合いが絶えないらしいハービー(本人談^^;)。こんな感じで、お友達にもやさしくできるようになっていくといいな。

 

 

 

 


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ちょっとお休み

 

すっかりご無沙汰してしまいました。思いがけず、ブログを書けない理由が二つも三つも重なってしまい、今はちょっとお休み中です。

 

4月から、新しく日本語の幼稚園で教える役が回ってきました。それと平行して日本語の小学校の方でも一クラス受け持つことになり、もしかしたら週末の更新は難しいかな、とは思っていました。ところが、先週から、とある講習会へ参加しなければならないことになり、こちらの方はほとんど寝耳に水だったので、心の準備もないままあたふたしてしまいました。4週間の講習、というのは聞いていたのですが、まさかそれが月曜から金曜まで毎日、しかも9時から3時まで、とは思いもよらず。。。教室までが遠いので、朝7時に家を出て、帰ってくるのは5時前になります。重なる時は重なるもので、そういう時に限ってまた、パパが研修でしばらく留守。お義父さん、お義母さんはスウェーデンへ旅行中。誰の助けも望めません(涙)。

 

1週目は要領がつかめず、力が入ってしまいましたが、今週はもう少し楽にできました。それでもあと2週間、ブログに当てる時間がとれるかどうか分かりません。この2週間の間に起こった、書き記しておきたいうれしい出来事はいくつもあります。それぞれあせらないで丁寧に書きたいので、時間が出来てからまた少しずつ書いていきたいと思います。

 

ご訪問くださった方、いつも見ていただいてありがとうございます。しばらくお休みいたしますが、また来月には始めたいと思っています。その時にはまた来ていただけるとうれしいです。

 

お仕事もして、子育てもして、ブログも書いておられる方は、どうやって時間を作っておられるのかな~。

 

 

 

 

 


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カールのおじさん

 

今日は庭仕事がしたかったパパにつきあって、ハービーも朝から庭仕事。寒いわりには日差しが強かったので、野球帽を被せたのですが、「おかあさんも帽子かぶって」と言うので、私の麦わら帽を出してきたら、そっちがかぶりたくなった彼。「おかあさんは これかぶってね」と野球帽を渡され、麦わらはとられてしまいました。本人は、「(魔女の宅急便の)キキのところにあそびにきた おねえさんみたいだねー」と、絵描きのお姉さんになりきっていましたが、こんな帽子をかぶって庭仕事をする姿はどこから見ても「カールのおじさん」。思わず、「それにつけても おやつはカール」と歌ってしまいましたが、あのCM、いまどきの人も知っているのかな。

 

木の上の巣箱をチェックしたり、そのまま他人の庭を通り抜けて砂場までいってショベルカーで工事をしたり、やることなすことカールのおじさん(^^):

 

 

このあと急に寒さが増し、外で遊びたくなくなったハービー。あとはおうちで遊びました。お昼ごはんにつくった巻き寿司を丸々一本ずつ食べたハービーとパパ。「晩御飯は軽くでいいよ」と言われたので喜んでいたら、夕方になって「おなかペコペコだよ」とハービー。パパも「そうだな。晩御飯、何にする?」って...軽く、って言ったからオープンサンドかおうどんか、と思ってましたが、どうやらそんな雰囲気でもない様子。ハービーはすでにおにぎりと焼きりんごを食べています。仕方がないので、ない知恵をしぼって、ひき肉とジャガイモでシェファーズ・パイと、あとはサラダを作ったら、あっという間に平らげたふたり。

 

夜寝る前にはまた何か食べたいといいだしたハービー。男性陣の「おなかいっぱい」は2時間ほどしかもたないようです。イースター休暇中はお店も閉まっています。買いだめしておいた食料、休み明けまでもつかしら?

 

 

 

 


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ひいおばあちゃん

 

今日は、いつも通りののんびり休暇。家の近くで遊んだだけなので、いつもより何もなかった一日でした。念願のベルを三輪車につけてもらい、チリチリと鳴らしながらほこらしげに走るハービー。公園に行ったり、花屋さんをのぞいたり、近くにある日曜大工の道具を売っているお店で遊んだりしました。この日曜大工のお店、かなり大きいのですが、見本に展示されている電動草刈り機や、物置小屋、自宅用のブランコ、大きな湯船などがハービーの遊具になり、一度入るとハービーはなかなか帰りたがりません。他のお店に行く時は「○○にかいものにいこうよ」と言うのに、このお店だけは「○○にあそびにいこうよ」という言い方をするほどで、遊園地か何かだと思っているようです。

 

いつも通りのコースでしたが、今日はハービーにとって小さな喜びがいくつかありました。ひとつはトイレに失敗しなかったこと。今日は比較的寒くなかったので、パンツで外出できたのですが、タイミングが合って、最後までうまくいきました。なかなか自分からは言い出しませんが、聞いた時に行きたいと感じたら「いく」と言えるようにはなりました。もうひとつは、初めてパパとママがアイスクリームを買ってくれたこと。そろそろアイスクリームやチョコレートの何たるかが分かってきて、他の子供達が食べているのを見ては「ぼくたべてみたいなー」と訴え続けていたハービー。昨日も今日もアイスを食べている子供たちがいっぱいで、そっちの方をじっと見つめていました。自分で欲しがるようになるまでは与えないでおこうと思っていたのですが、そろそろ潮時なような気もして、「じゃあ、今日は食べてみようか」と言った時のハービーの顔。本当にうれしかったらしく、普段は猛スピードで食べるのに、ゆっくりゆっくり、なくならないように気をつけながら食べていました。

 

いつもと大きく違ったのは、帰りに花を摘んで帰ったこと。野にある花は野にあるままに、が好きなパパと私、いつもは「このままにしておいてあげようね」と言うことが多いのですが、今日は例外。ハービーの、日本のひいおばあちゃんにあげるのです。1月に帰国した時にひいおばあちゃんに会ったことは覚えているハービー。今日、ひいおばあちゃんは空の国へ旅立ったんだって。神様に会いにいって、お空の上では病気も治って元気に暮らしてるんだって。ハービーはなんとなく、そんな風に思っています。

 

ハービーの笑顔に何度となく救われた一日でした。

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模様替え

 

今朝、ハービーは走る後ろ姿も力強く、いつも通り園へまっしぐら。先週は毎日疲れて昼寝をしていたので、先生にもそのことを伝えておいたのですが、今日は昼寝をすることもなく一日元気に遊んでいたようです。ハービーが園に行っている間、私の方は、気になっていた大掃除。しかも今日はいいお天気で、外の気温もなんと17度。窓をあけっぱなしにしても寒くありません(^^)。冬はなかなかできない、窓もドアも全開にしての掃除ができ、部屋も心もすっきりしました。ついでにすこーし模様替えも。そろそろイースターカラーの淡い黄色と緑を入れたいなあ、と壁のキャンドル立てにタマゴをつるしてみました。

 

それから、ソファーの上のクッションも衣替え。

 

 

日本で買い物に行った時、とても気に入って買おうかどうか迷っていたら、母が買ってくれたぶどうの模様のクッションカバー。とっておきなので、ハービーが生まれてからは使わずにいたのですが、今までクッションを汚したことのないハービー、もう大丈夫だろうと久しぶりに出しました。部屋が少し春めいた感じです。今日はここまでで、あとは夕食の準備をしたらお迎えの時間が来てしまいました。

 

帰ってきたとたん、部屋の異変に気づくハービー。タマゴやクッションには目もくれず、開口一番「せんろは?」 ごめんごめん、掃除機かけるのにかたづけちゃったよ。また黙々と線路を組み立てだす彼。部屋はあっという間に元の木阿弥。幻の「すっきり」に終わりました。

 

明日はお花でも買いにいこうかな。

 

 

 

 


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生命の息吹

 

毎週土曜日に行っている日本語の幼稚園のパパやママの中には、ピアニストやバイオリニスト、バレリーナやダンサーが結構たくさん揃っています。今日行く予定だったコンサートは、芸術家として活躍している日本人のママ友達もたくさん関わっていた、音楽とバレエが一対になっているだしものでした。去年の今日起きてしまった、日本での大災害に対するノルウェー国民からの暖かい援助へのお礼と、去年7月のオスロでの爆破事件への追悼の意を表すためのチャリティーコンサート。かなり前から予定に入れていて、楽しみにしていたのですが、夕方の公演だったこともあり、まだ体調が万全でないハービーにはきついかな、と行くのはやめることにしたのですが、どうだったのかなー。

 

写真は、パパに「しっかり面倒見てね」と念をおされた小さな植物たち。パパとハービーが一緒に種まきしたものです。パパの留守中、毎朝見るのが日課になりました。手前の丸い芽が、black-eyed Susan (アラゲハンゴンソウ)という名のキク科の花。黒い中心の周りに黄色い花びらをつけます。奥はミニトマト。とっても元気に育っています。(パパに怒られなくてすみそう。)季節はめぐり、新しい生命が芽生えます。それに励まされるように、私たちも新しい元気をもらっています。まだ芽なのにかわいくて、一日に何回も見てしまいます。植物を育てているようでいて、実は自分たちが育てられているのではないかという気になってくるから不思議です。

 

この芽を見ていて、突如、「なにかみようよ」と言いだしたハービー。病気でずっと家にいた間も、できるだけテレビは見ないように気をつけていたのですが、今日はコンサートにも行けないし、かわりに映画鑑賞にしようかと、今まで観たことがないDVDを新しく開けることにしました。あけたのは『バンビ。』 実は私は子供の時にも、大人になってからも『バンビ』を観たことがありません。いつもはハービーがテレビを見ている間は、家事を済ませる絶好のチャンスなのですが、今日は横に座って一緒に観ることにしました。いつもと違う雰囲気に大喜びのハービー。70分の作品で、途中で休憩をいれようと思っていたのですが、私の方が続きを知りたくなって結局一緒に全部見てしまいました。

 

動物が好きなハービーは最初から最後までくぎづけ。笑ったり、神妙な顔になったり、私の肩をバンバン叩いたり、アクロバティックに楽しんでいました。途中、一箇所だけ分からないところがあった様子。冬の終わり、食べ物がなくひもじい思いをしているバンビに、お母さんが雪の下に出てきた新芽を食べさせています。一瞬、なにかおかしいと感じたお母さん、バンビに「隠れなさい」と叫んで自分も一緒に逃げます。あともう少しで逃げ切れる、という時、お母さんだけが撃たれてしまいます。この時、鉄砲の音だけで、画面に何も映らないため、何が起こったか分からないハービー。「へー?」と私に聞いてきます。「お母さんはね、撃たれちゃったんだよ。」 「へー?」 「バンビのお母さん、人間に撃たれてしまったの。」 しばらく考えたあと、すごい勢いで抗議してきたハービー。 「えー、そんなことしないよ、にんげんは! だって、そんなこと、しないでしょ。」

 

この部分だけどうにも納得がいかなかったらしいハービー。また春が来てバンビにも子供が生まれ、明るいエンディングになったのでよかったのですが、しばらくふてくされた顔をしていました。え、映画鑑賞、失敗か...と、終わった後は気分転換に近所を散歩。もみの木の先っぽにも黄緑色の新しい葉がでていて、本当に春らしくなってきました。途中、散歩中の犬をなでさせてもらい、エサまで与えさせてもらって上機嫌のハービー。よかった、よかった。

 

ずっと和食が続いたので久しぶりにハービーの好きなパスタのランチ。

 

 

こんなのが食べられるようになってきたら、元気になった証拠。明日は園にいけそうです。

 

 

 

 


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うれしい便り

 

実家から小包が届きました。中には、ハービーへの本がたくさん。「部屋を整理していたら、昔の本がたくさん出てきたから」と母が送ってくれました。今まで読んだことがない科学系の本も入っていてうれしい限り。ハービーもよろこんで、早速あれもこれも、と目移りしていました(^^)。でも、事実の説明はまだ難しいのか、読んだ後「もういっかいよんで」とは言わないハービー。唯一、さるの本はなんだか喜んで、絵の中の子ザルと同じポーズをとっては、「こんなこともできちゃうもんねー」と色々猿おどりを披露してくれました。よっぽど子ザルに親しみを感じたようで、私にもやれ、と言ってきます。「お母さんはいいよ」とむげに断ったあとページをめくると、子ザルは何にでも興味を示すが、大人になると関係ないものには無関心になる、と書いてあります。「子供の頃のことをわすれたのでしょうか」と...痛いところをつかれたような気がした私、やっぱり猿おどりも一緒にやるか、とちょこっとやると、ハービーは喜んでしまってしばらく盛り上がってました。

 

今日はうれしいニュースがもうひとつ。近くでばったり友達に会いました。イギリス人のジョアンさん、はじめは同僚として知り合ったのですが、二人とも子供が生まれて、今はどちらかというとママ友達。息子さんがハービーと同じ保育園に今週から行き始めたとのこと。クラスも同じです。園に行ったら私たちに会えるかと思っていてくれたそうなのですが、今週はずっとハービーがお休みしていたためすれ違い、私も知りませんでした。また来週から行けそうだから、ということで、ハービーともども園に行く楽しみがひとつ増えました。すっかりお兄さんぽくなっていた息子くん。「お魚は何をするの?」とお母さんに言われると口をパクパクしてくれます。1歳なのになかなかかしこい(^^)。

 

今日のうれしい便り三つ目はこれ。

 

 

ひさびさのきれいな夕焼けです。オーロラではないのですが、空の色がオーロラのように色づいています。一週間ほぼずっと家にいたので、今日はひさしぶりに色んな空気が入ってきて気分が晴れました。明日はハービーとコンサートに行く予定だったのですが、大事をとってそれはキャンセル。家で過ごすことになりそうな日曜日、たくさん届いた本に助けられそうです。

 

 

 

 


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また雪

 

春の兆しが垣間見えたかと思われたのもつかの間、昨日は激しい風と雪。あたりはまた一面銀世界となりました。昨日の雪は粉雪というよりは雹かあられ。風にあおられて白く吹きすさぶ様子にハービーも「すごいねー」と言ったほどでした。こちらでは、少し暖かくなってきても油断は禁物。5月半ばぐらいまでは寒さが行きつ戻りつする感じです。

 

気温が急に下がったのが悪かったのか、ずっと37度前後だったハービーの熱が昨日の夜また39度に。りんごをやったり、湯冷ましを飲ませたりしているうちに、自分もなんとなく寒くなってきたので、何とはなしに熱を測ってみると、私もなんと39度。昨日の晩は二人して5時半から寝てしまいました。よく寝たおかげか、今日は二人とも熱は37度台。でも、油断をせずにあったかくしてゆっくり過ごしました。めったに風邪をひかないハービーですが、今回のはずいぶん長引くようです。

 

今日、ハービーにヒットだった本はこれ:

 

 

一回読んでも、もう一回、もう一回、と結局6回読みました。「みんなうんちだねー、のほん、よんでー」と持ってきたので、つい、「みんなうんちだね、じゃなくて、みんなうんちをするんだね、の本だよ。」と言ったらそこから話がひょんな方向へ。「りんごはうんちしないねー」 「そうだね」 「どうしてかなー」 「...(できればやりすごしたい)」 「ねえ、どうしてー」 「...りんごは動物じゃなくて植物だからねー。」 「しょくぶつって はなのことー?」 「そうだよ。花とか木とか草とかね。」 「はな は どうしてうんちしないのー?」 こういう質問に答えるのはパパの方が上手なのですが、実は今週はパパが研修で留守中。こういう時に限って二人そろって病気になったり、こんな質問が出たりします。

 

とりあえず、「花は水を飲むから、おしっこはすると思うけど、食べ物を食べないからうんちはしないと思うよ。」と答えましたが、自分でも納得がいきません。植物って老廃物をどうやって外に捨ててるんでしたっけ?

 

 

 

 


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